第0章:プロジェクト初期設定とGitHub中心ワークフロー標準手順
新規案件がスタートした際、「環境構築での属人化・ミスをゼロにし、誰でも15分で本番デプロイ可能な状態まで立ち上げる」 ための初期設定手順と、日々の進行管理フローです。
[案件立ち上げの全体像(所要時間: 約15分)]1. GitHub (Team) ──► リポジトリをテンプレートから作成 & Issue起票2. Figma ──► 案件ファイル作成 & カバー・確定デザインページ準備3. microCMS ──► サービス/APIスキーマ作成 & APIキー取得4. ローカルPC ──► 推奨パスに配置し、Cursorでプロジェクト初期化5. Cloudflare ──► PagesにGit連携 & 環境変数・Deploy Hook設定1. プロジェクト初期セットアップ手順
Section titled “1. プロジェクト初期セットアップ手順”ステップ 1:【GitHub】組織リポジトリの作成
Section titled “ステップ 1:【GitHub】組織リポジトリの作成”※ 個人アカウントへの誤作成を防ぐため、必ずGitHubブラウザ上のチーム組織(Organization)から作成します。
- GitHubでご契約中の GitHub Team(組織) ページを開きます。
- 「Create repository」(または社内テンプレートリポジトリの 「Use this template」)をクリックします。
- リポジトリ設定を入力します:
- Repository name:
[クライアント名]-[案件名](例:client-corp-lp) - Visibility: Private(非公開)
- Repository name:
- 作成後、画面に表示される リポジトリURL(
https://github.com/組織名/リポジトリ名.git)をコピーしておきます。
ステップ 2:【Figma】案件ファイルの作成
Section titled “ステップ 2:【Figma】案件ファイルの作成”- Figmaの
01_Active Projectsフォルダ内に新規ファイルを作成します。 - ファイル名を
[クライアント名] 案件名(例:[〇〇大学] 2026年度学部改組LP)にします。 - ガイドライン(第2章)に基づき、以下のページ構成を作成します:
📌 Cover(ステータス・GitHubリポジトリURLを記載)🎨 Tokens & Components(カラー・フォント・UIパーツ)📱 Designs(Cursor連携用の確定デザインのみを配置)
ステップ 3:【microCMS】APIの作成とキー取得
Section titled “ステップ 3:【microCMS】APIの作成とキー取得”- microCMSで新しいサービスを作成(例:
client-news)。 - ガイドライン(第4章)に沿って、必要なAPI(お知らせ・事例など)のスキーマを定義します。
- サービス設定 > APIキー から、以下の2つをメモします:
MICROCMS_SERVICE_DOMAIN(サービスID)MICROCMS_API_KEY(コンテンツ読み取り権限のみのGETキー)
ステップ 4:【ローカルPC & Cursor】プロジェクトの初期化
Section titled “ステップ 4:【ローカルPC & Cursor】プロジェクトの初期化”OSごとの推奨パスにフォルダを作成し、CursorのComposerで一発初期化します。
- フォルダの作成場所:
- Mac:
~/Develop/組織名/プロジェクト名 - Windows:
C:\dev\組織名\プロジェクト名 - ※ OneDriveやiCloudなどの同期フォルダ配下には絶対に置かないこと
- Mac:
- Cursorでフォルダを開き、
Ctrl + I(Mac:Cmd + I)で Composer(Agentモード) を起動します。 - 以下の指示文を実行します。
Cursorへの指示文(コピー用):
新規Astroプロジェクトを以下の要件で初期化し、GitHubリモートリポジトリに接続してください。【要件】1. Astro + Tailwind CSS + TypeScript + microcms-js-sdk をセットアップ2. ルート直下にガイドライン標準の「.cursorrules」と「.gitattributes (eol=lf)」を作成3. 「.env」と「.env.example」を作成(MICROCMS_SERVICE_DOMAIN, MICROCMS_API_KEY の雛形)4. Gitを初期化し、以下のリモートURLに接続してmainブランチに初期コミットをプッシュリモートURL: [ステップ1でコピーしたURL]
- 作成されたローカルの
.envファイルに、ステップ3のmicroCMSキーを入力します。
ステップ 5:【Cloudflare Pages】自動デプロイ連携
Section titled “ステップ 5:【Cloudflare Pages】自動デプロイ連携”- Cloudflare ダッシュボード > コンピュート (Workers / Pages) > 作成 > Pages > Git に接続 を開きます。
- ステップ1で作成した GitHub Teamのリポジトリ を選択します。
- ビルド設定を行います:
- フレームワークプリセット:
Astro - ビルドコマンド:
npm run build - ビルド出力ディレクトリ:
dist
- フレームワークプリセット:
- 「環境変数」 を展開し、以下を登録します:
MICROCMS_SERVICE_DOMAINMICROCMS_API_KEY
- 「保存してデプロイ」 をクリック(約1分で本番URLが発行されます)。
- (オプション)Deploy Hookの作成:
- Pagesの 設定 > ビルド > デプロイフック でフックを作成し、URLをmicroCMSのWebhookに設定(記事公開時の自動再ビルド用)。
2. GitHubを中心とした日々の開発ワークフロー
Section titled “2. GitHubを中心とした日々の開発ワークフロー”初期設定完了後は、すべての作業が 「GitHub(Issue) → Cursor(実装) → PR(プレビュー確認) → マージ」 のサイクルで進行します。
┌──────────────────────────────────────────────────────────┐│ 1. 【GitHub】Issue(タスク)を起票する ││ (例: Issue #12「お知らせ詳細ページのUI実装」) │└───────────────┬──────────────────────────────────────────┘ ▼┌──────────────────────────────────────────────────────────┐│ 2. 【Cursor】作業ブランチを作成し、AIに実装させる ││ (例: ブランチ名「feat/news-detail」) ││ (コミット: feat: お知らせ詳細ページ実装 closes #12) │└───────────────┬──────────────────────────────────────────┘ ▼┌──────────────────────────────────────────────────────────┐│ 3. 【GitHub】Pull Request(PR)を作成する ││ (CloudflareがPRコメント欄に「Preview URL」を自動発行)│└───────────────┬──────────────────────────────────────────┘ ▼┌──────────────────────────────────────────────────────────┐│ 4. 【確認・検収】Preview URLでデザイン・動作をレビュー ││ (ディレクター・デザイナーはURLを開くだけで確認完了) │└───────────────┬──────────────────────────────────────────┘ ▼┌──────────────────────────────────────────────────────────┐│ 5. 【マージ】「Merge pull request」をクリック ││ ├─ 本番サイトが全自動で最新化される ││ └─ Issue #12 が自動的に「Done(完了)」に移動して終了 │└──────────────────────────────────────────────────────────┘チームメンバーの役割分担
Section titled “チームメンバーの役割分担”- ディレクター / 進行管理:
- 修正要望やタスクをGitHubの Issue に登録する。
- コーダーからPRが出たら、Preview URL をブラウザや実機スマホで開いて検収する。
- デザイナー:
- Figmaの
📱 Designsページに確定デザインを配置する(Auto Layout必須)。 - PRのPreview URLを見て、余白やフォント、レスポンシブの意図通りかチェックする。
- Figmaの
- コーダー / エンジニア:
- CursorのComposerに 「Issue #〇〇とFigmaのURL」 を渡してコードを生成する。
- コミットメッセージに
closes #〇〇と書いてGitHubへプッシュする。