第7章:品質保証・セキュリティ・納品チェックリスト
プロジェクトの公開前テスト(ステージング確認)から本番公開、クライアント引き渡しまでの必須確認事項です。スプレッドシートや Notion のタスク管理にそのままコピーして利用できます。
公開前技術・QA チェックリスト
Section titled “公開前技術・QA チェックリスト”| 分類 | チェック項目 | 確認内容・合格基準 |
|---|---|---|
| SEO / メタ | Title / Description | 各ページ固有のタイトルと説明文が正しく設定されているか(重複なし) |
| Canonical URL | 各ページに正規 URL(https://本番ドメイン/...)が出力されているか |
|
| OGP / SNS カード | OGP 画像(1200×630px 推奨)と Twitter Card が正しく表示されるか | |
| sitemap.xml / robots.txt | @astrojs/sitemap 等でサイトマップが生成され、検索エンジンに開放されているか(テスト環境時の noindex を解除したか) |
|
| パフォーマンス | Lighthouse / Core Web Vitals | モバイル・PC ともに Performance 90点以上、LCP / CLS の緑スコアを維持しているか |
| 画像最適化 | 装飾画像は <Image /> で WebP 化されているか。FV(ファーストビュー)以外の画像に Lazy loading が効いているか |
|
| リンク / 構造 | 404 エラーページ | src/pages/404.astro がデザイン通りに表示され、トップへ戻る導線があるか |
| 内部・外部リンク | リンク切れ(404)がないか。外部リンクに rel="noopener noreferrer" が付与されているか |
|
| フォーム / API | お問い合わせ送信テスト | 本番環境でフォーム送信が成功し、クライアント受信メール+自動返信メールが正しく届くか |
| スパム対策 | Cloudflare Turnstile 等の認証が正常に動作し、連投・ボット送信を防げているか |
WordPress からのリプレイス特有チェック
Section titled “WordPress からのリプレイス特有チェック”WordPress から移行する場合、SEO 評価を引き継ぐための 「URL 構造の維持」 と 「リダイレクト設定」 が最重要です。
301 リダイレクト設定(public/_redirects)
Section titled “301 リダイレクト設定(public/_redirects)”旧 WordPress の URL 構造(例: /archives/123 や /?p=123)から新 URL へ転送する場合、Cloudflare Pages の _redirects ファイルを使って一括転送します。
配置場所: public/_redirects
# 旧WordPress記事から新microCMS記事への301転送ルール/archives/20230101 /news/post-abc1234 301/category/news/* /news/category/:splat 301/contact.php /contact 301スラッグ(パーマリンク)の移行
Section titled “スラッグ(パーマリンク)の移行”microCMS 側でお知らせをインポート・新規作成する際、コンテンツ ID(URL のスラッグ)を旧 WordPress のパーマリンクと一致させておくと、リダイレクト設定の手間を最小限に抑えられます。
セキュリティ・権限管理基準
Section titled “セキュリティ・権限管理基準”納品時、API キーの権限やアカウントの管理体制を最適化し、万が一の情報漏洩や不正利用を防止します。
[クライアントへ引き渡す権限の切り分け]├─ 【Cloudflare / GitHub】 ──► 制作チーム(自社)がインフラ・コード管理者として維持│├─ 【microCMS】 ─────────────► クライアントに「運用者(ライター/管理者)」権限を招待│ └─ API設定やスキーマ変更画面は非表示にし、記事の投稿・編集のみに制限│└─ 【Cloudflare R2】 ────────► 必要に応じて専用アップローダーや管理権限を最小限で付与- API キーのスコープ(microCMS)
- フロントエンド(Astro)から利用する API キーは、「コンテンツの読み取り(GET)権限のみ」 に絞ったキーを発行・利用する(管理・削除権限を持つフルアクセス API キーは絶対に使わない)。
- GitHub リポジトリの保護
- 納品後は
mainブランチに 「Branch Protection Rule」 を設定し、意図しない直接プッシュ(誤操作)を禁止する。
- 納品後は
クライアント納品・引き渡しパッケージ
Section titled “クライアント納品・引き渡しパッケージ”WordPress のような複雑な管理画面マニュアルは不要ですが、ヘッドレス CMS ならではのシンプルな利用手順書を用意します。
納品パッケージの内容
Section titled “納品パッケージの内容”- microCMS 操作ガイド(A4 で 2〜3 枚程度の PDF)
- 管理画面へのログイン方法(二要素認証の推奨)
- お知らせ・導入事例の「新規作成」「下書き保存」「プレビュー確認」「公開」「日時の予約公開」の手順
- 画像アップロード時の推奨サイズ・注意点
- 公開・再ビルドの仕組み説明
- 「記事を『公開』または『更新』ボタンを押すと、約 1〜2 分で自動的に本番サイトへ反映されます」というタイムラグの周知(SSG の仕様説明)。
- 下書きプレビューの案内
- 「下書き保存した状態で『画面プレビュー』を押すと、本番公開前にスマホや PC での見え方を直接確認できます」の案内。
サイト公開当日のフロー
Section titled “サイト公開当日のフロー”【ステップ 1:DNSの切り替え】 ドメインのネームサーバー(またはCNAME/Aレコード)をCloudflareに向ける。 ↓【ステップ 2:SSL・証明書の自動適用確認】 Cloudflare側で「Active」ステータスになり、HTTPSで接続できることを確認。 ↓【ステップ 3:本番環境変数の最終確認】 Cloudflare Pages の本番環境変数が正しく設定されているか再確認。 ↓【ステップ 4:本番ビルド & 疎通確認】 手動またはWebhookで最終ビルドを実行。全ページ・フォーム送信・404ページを確認。 ↓【ステップ 5:microCMS Webhook本番連動】 microCMS側のWebhook URLを「本番Cloudflare PagesのDeploy Hook」に切り替え。 ↓【🎉 公開完了】